お久しぶりです。しけももです。
気が付いたら更新が半年くらい空いてしまいました。
筆まめな方ではないので、ついつい先延ばししていたらこんなことになっていました。
今回もペンの紹介をしていこうと思います。
他にも、これは出そうかなというものもあるのですが、気まぐれに更新していきます。
さて。今回はプラチナのセンチュリーです。
プラチナというか、国産の万年筆はあまり持っておらず、もっぱらの舶来派であるしけももですが、今回はプラチナを買いました。
実はセンチュリーの紫雲がずっと気になっていたんですよね。
プラチナ #3776センチュリー 紫雲 のレビュー!
センチュリーには限定のシリーズがいろいろ出ています。透明軸中心の「富士五湖」や今回のカラフル透明軸の「富士旬景」シリーズが有名でしょうか。
その中の一つが今回の「紫雲」です。紫雲とはなんだかおめでたい紫の雲のことのようです。下記の通りとのことです。
吉兆とされる紫色の雲。その慶雲が、古来より信仰の対象である富士山の周りに現れ、あたり一面を紫に染め上げる。至高のよろこびに満ちた荘厳な景色は、新たなる時代のはじまりを予感させます。「紫雲」はそんなおごそかでめでたい情景を再現しました。
限定3776本です。私の所持限定軸からすると、少し多めの印象です。
万年筆のレビュー!
写真で伝わるでしょうか。思ったよりも暗い紫です。ただ、レンズカットが施されているので、上品な派手さを持っています。
シルバートリムが似合います。
キャップリングは結構太いです。ここが引っかかるペンケースなんかもあるかも。
キャップトップには富士山が。センチュリーのトレードマークのような気がして、なんとなくうれしいです。裏にはシリアルナンバーがあります。
キャップを開けてニブへ。ここにも富士山がいます。3776が彫ってあります。
ニブが大ぶりな印象です。存在感があっていいですね。
蛇腹は控えめです。ペリカンなんかは丸々太っています。
コンバーター両用式です。吸入式ばかり持っているので両用式は久しぶりです。
そしてプラチナといえばスリップシール機構。キャップ内の機構により、インクが長時間乾かないというものです。私のように使う頻度が少なく、干上がらせてしまう万年筆好きにはもってこいですね。
他の万年筆との大きさ比較です。海外のものが多く、比較として成立しているのか疑問ですが…もし気になっていた人がいたらと思います。
右から、ペリカンM800、M600、プラチナセンチュリー紫雲、M400、大西製作所です。
合わせるインクはこれ!
私にしては珍しく、インクを入れてきっちり使っているペンとなります。使い勝手を見たかったというのもありますが、こんなきれいな紫、あのインクを入れるしかないですよね…?
そう、パイロット 色雫 山葡萄です!
山葡萄は非常にきれいな紫ですが、実は色の変化が一番面白いのです。たっぷりとインクを出すと、筆跡がきらきらと光沢をもつ「フラッシュ」が起こります。
これが起こっているとなんとなくうれしいです。
ちなみに、紫雲の書き味は、固めです。カリカリ、サリサリといった擬音が当たると思いますが、これが日本語を書くのには向いているのかもしれません。(ニブはMです。)
この万年筆のおすすめ度は…
おすすめ度(独自基準)ですが、、
★★★★★ です!
プラチナのセンチュリーは一本は持っていてよいペンだと思います。
書き味も独特ですし、紫雲は非常にきれいです。
そして今まで紹介してきた中でも比較的手に入れやすい万年筆ではないでしょうか。
中古の出物も多いですし、しっかり中古らしい価格で購入できます。
ただ、それでもそれなりにするのですが、センチュリーは通常ラインも非常に魅力的です。
私は見た目から入るタイプですが、シャルトルブルーを始め、ボルドーやグリーンなど、深い、きれいな色合いでほしいと思ったペンでした。
こちらは1万円弱で買えますので、おすすめです。
余談ですが、富士旬景シリーズは全5種です。
春暁、薫風、六花、紫雲、錦秋
とあるのですが、薫風と六花だけ明らかに様子がおかしく、ほとんど市場に出てきません。そして出てきてもめちゃくちゃ高いことも多いです。
非常にきれいなペンですので、機会があったらほしいと思っているのですが… 今までチャンスに巡り会えず、見つけたら確保しようと思います。
写真も公式(https://www.platinum-pen.co.jp/news/10162/)のものを引用して掲載をしておきます。
紫雲はまだ買えますので、気になった方はお早めに入手してください!
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