こんにちは。しけももです。
今回は私の6本目の万年筆、デルタ ドルチェビータのピストンフィリングをご紹介いたします。
ペンとの出会い
私が万年筆にはまってまだ日が浅い頃。買えもしないのにネットで綺麗な万年筆を見て回っていました。
その中でひときわ目を引いたのが、デルタのドルチェビータでした。鮮やかなオレンジと黒のコントラストが鮮烈で、このペンが欲しいと思ったものでした。
ただ、全く手が出るものではなく、いつか欲しいなあと考えていたのでした。
なんとDELTAが…
そうこうしているうちに、メーカーのDELTAの休業の話が出るようになりました。初めは「色々大変なんだなあ」くらいに思っていましたが、いよいよ2018年に惜しまれながら廃業をし、私もこれはまずいのでは、となったわけです。
DELTA(デルタ)はイタリアの筆記具メーカーです。非常にきれいなレジンのペンを作り、ファンが多いメーカーです。ただ、今は新品はほとんど出回っていませんから、何とか手に入れようとしたわけです。
またペンとの出会いに戻り…
それから、中古の筆記具サイトやフリマアプリを見て回りました。出るとすぐに売れてしまうので、なかなか苦労はしましたが、これは高い、これは買い、の区別がだんだんわかってきて、これは買い、というドルチェビータが出てきました。
ドルチェビータは種類がたくさんあり、大きさや形が異なります。狙っていたミディアムの形で、ピストンフィリングを見つけられたので、毎日見た甲斐がありました。
DELTA(デルタ) ドルチェビータ ピストンフィリングをレビュー!
それではドルチェビータ ピストンフィリングをご紹介いたします。
オレンジのレジンが美しい万年筆です。
キャップはスクリュータイプ。キャップを開けると大ぶりなシルバーのニブが出てきます。初期型は18金、それ以外は14金とのことで、私のドルチェは14金です。
ボディのオレンジとそのほかの黒、アクセントの銀が非常に美しいです。
非常に大きい万年筆です。おそらくオーバーサイズより少し小さいくらいではないかと思います。繊細なのに大ぶりなところも気に入っています。
私は吸入式が好きなのでよいのですが、インク窓がまずまず目立ちます。コンバーター式のドルチェビータはすべてオレンジのレジンなので、どちらも気になる、という方はインク窓の視点も考えると思います。
吸入は尻軸を回して開けると、吸入機構が出てきます。コンバーターが内蔵されているようなイメージだそうです。
キャップもこだわりがあります。まず、クリップにタイヤが付いていますが、こちらは胸ポケットに挿す際に、スーツの生地を傷つけないようにとのこと。イタリアらしいこだわりです。
また、くすんだ銀の部分は、スターリングシルバーに彫刻を施しています。職人の彫刻ということでなんだかすごいです。。(モチーフはよくわかりません)
ちなみに廉価版の「フェデリコ」はここの部分がレーザー彫刻で、スターリングシルバーではないとのことです。
天冠にはデルタのロゴが入っています。ちょっとずれ気味なところはイタリアのご愛敬。気にしてはいけませんし、気になりません!笑
この万年筆のおすすめ度は
おすすめ度(独自基準)ですが、、
★★★★★ です!
手に入りにくく、高価な万年筆ですが、所有欲はそれに見合うほど、満たされます。
美しい軸、こだわった仕様、圧倒的な存在感です。値段や大きさも相まって、私は外では使えていません笑
実はもったいなくて外で使えない万年筆はいくつかあったりしますが…
今はほとんど中古でしか買えませんので、よくよく見極めて購入いただければよいかと思います。
とにかく美しさと存在感は買って後悔させません!
以上、DELTA(デルタ) ドルチェビータ ピストンフィリングのレビューでした!
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